読書ブログ

読んだ本の内容を投稿していきます。

昆虫学者が書かれた本を読みました!!

タイトルは「昆虫学者は今日も挙動不審、怪虫ざんまい」という本になります。

著者は、小松貴さんになります。

昆虫学者と書かれているので、色々と難しい専門用語ばかりで凡人には読みづらいのかと、読む前は気持ちがビビってしまいましたが、実際に読んでみるとそんな事も無くて、個人的には面白かったですね。

 

なぜ、この本を読んだのかと言いますと、身近にいる昆虫のことが少しでも分かればと思い読んでみたのですが、結果、話が昆虫だけに留まらず、疫病蔓延で思うように動けず葛藤する描写や、政治の事やら、野生動物の事やら、一部のマナーの悪い虫マニア達への怒りなど、著者の気持ちが滲み出ていて、私自身も共感する所があり、読んでいて飽きなかったですね。

とても人間味が溢れていましたね。

もちろん、昆虫の事がメインで書かれているので、知識も増えて勉強になりました。

 

あと、先ほども書きましたが、疫病蔓延で思うように動けず(自由に昆虫を見に行けない、もし感染したら奥さんとお子さんにも迷惑を掛けるので)発狂しそうになるなど、著者の昆虫愛が溢れに溢れていましたね。

私自身は畑をやっているので、畑を禁止されたら、同じく発狂しちゃうかもですね😅

あと、開発などで年々昆虫の数が減り、生息域も減少しているという事実を読むと、どのようにして保護していくのか(守っていくのか)という事も考えさせられますね。

自分たちの生活も大切ですが、同時に昆虫や野生動物が伸び伸びと暮らしていける環境を整えていかないと(悩みますが)いけないですね。

なので、狭い視野で物事を捉えるのでは無くて、もっと大きな広い視野で考えていく事が大切なのでは無いかと思いました。

そんな事を思いながらもなかなか行動に移せないのも事実ですね😅

それと「他人からどう見られているのだろう」と考えすぎるよりも、自分が心から楽しめる事を(他人に迷惑を掛ける事がダメですが)していく事が大切だという事も学びました。

何はともあれ、著者の小松貴さんの人柄や面白さが分かる本でしたね。